ジャパンカップ血統から推すこの1頭
JCは究極の切れ味勝負のレース。基本的には国内最高の切れ味を持つディープインパクト産駒に適性がある。
2013年のジェンティルドンナはキレるイメージがないが、JCでも先行して33秒台で上がれるんだから瞬発力がないわけではない。姉のドナウブルーも先行馬だったがマイルCS(5着)では追い込んで上り3位の脚を見せた。
そのJCで2着のデニムアンドルビー。本命打った馬だが・・・
この馬こそ瞬発力勝負の申し子。距離関係なく・・・というかスローになる長距離のほうが基本向いている。だから阪神大賞典でも突っ込んできた。
2014年3着のスピルバーグ。上り1位も先行して上り2位のエピファネイアにちぎられた。
2012年の3着ルーラーシップ。この馬もスピルバーグと同じ結果。前にいたジェンティルドンナに上り2位の脚で離される。
なのでスローの瞬発力勝負に実績のあるディープインパクト産駒は馬券になる。
今年出走のディープインパクト産駒は3頭。
ショウナンパンドラ、ミッキークイーン、ラストインパクト。
ミッキークイーンはこれまでどちらかというと速いペースを差しきってきた。
この馬が先行馬ならかなり買いたいが、ペース的な適性はまだ見て無いので危ない馬。
ラストインパクトも瞬発力ではない。今年の春天は上がりがかかった。ジャガーメイルが勝ったときには33秒台の末脚で勝ったが、この馬はJCで3着に来たことがある。
そしてショウナンパンドラ。
前走の天皇賞秋。1000M通過が60.6秒の超スロー。前後半3秒近い差のある後継ラップを外から差して4着。オールカマーも外から並ぶ間もなく差したがあれもスロー。
1年前のころはそれこそミッキークイーンにかぶるところはあったが、この一年の成長は本当に目覚ましい。
つまり・・・
JCで走るディープ産駒はショウナンパンドラである。
と言いたいところだが
もし、ミッキークイーンが今回先行するなら話はまた違ってくる。
血統適性的に見ると母系の欧州色は母や母父がフランスで走ってたこちらの方が良いから。
母は重賞4勝馬。日本でもおなじみの香港カップで3着の実績もある。
母父ゴールドアウエィは地味な実績だが、ヌレイエフ系でディープ×ヌレイエフ系はデニムアンドルビーも同じ。ディープのオークス馬という点もジェンティルドンナと同じなので血統の面では適性は高いと思う。
さらに、スローの瞬発力勝負型は勝ちきれない事実。
この馬は秋華賞では大外18番枠だったし、天皇賞でラブリーデイに乗ったジョッキーだからこそ枠が内ならば今度はラブリーデイのマークで、ある程度前に行くのではないか?
ならばジェンティルドンナになりうる可能性もある。
まあ同じ理由でラストインパクトがムーアに乗り替わって前に行くと面白いのも事実だが。
どれか1頭というならやはりショウナンパンドラかな。
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